学習塾 ソアラ: 八王子 恩方地区(西寺方、上恩方、下恩方、小津町、川町)にある少人数個別指導学習塾

#author("2016-09-15T15:21:59+09:00","default:editor","editor")
#author("2016-09-15T15:23:01+09:00","default:editor","editor")
*解答例 [#d0b131d0]
ここでは幾何学的に解きましょう。

円周率 $\pi$ の定義は、[円の周の長さ] $\div$ [円の直径] であった。
いま、図に半径 $R$ の円と、それに内接する一辺の長さが $R$ の正6角形を示す。

&ref(./解答例.png,200x200);

明らかに [円の周の長さ] $(= 2 \pi R)$ は[正6角形の周の長さ] $(= 6 \times R)$ より大きい。
したがって
$$ \pi > \frac{6 \times R}{2 \times R} = 3$$

#hr

まさか、 $\pi = 3.1415926535....$ だから $3$ ではない、なんて書くわけないよね。

これをもう少し難しくしたのが、以前、東大の入試に出ました。
マスコミも大騒ぎしましたっけ。
当時、ゆとり教育真っ只中でした。
算数の授業で $\pi = 3$ で計算して良い、なんて、お上がお触れを出していたようで、批判がすごかった。
算数の授業で $\pi = 3$ で計算して良い、なんて、お上がお触れを出していたようで批判がすごかった。

けれども、当方、正直言うと、なぜ $3$ がいけないのか、よくわからなかった。
とりあえず $3$ にして計算するっていうのが暗算するのに便利だったから。
とりあえず $3$ にして計算するっていうのが暗算するのに便利だったものだから。
あとでチョイチョイと適当に補正すればよいのだし。

ま、いまとなっては昔のことです。