学習塾 ソアラ: 八王子 恩方地区(西寺方、上恩方、下恩方、小津町、川町)にある少人数個別指導学習塾
#author("2016-09-16T11:48:01+09:00","default:editor","editor")
*証明例 [#q31a4111]

$\triangle ABD$ と $\triangle ACE$ に着目する。
対応する二つの辺 $BD$ と $CE$ について、$BD = CE$ で、それぞれに相対する角 $\angle A$ は共有であるから、''正弦定理''により2つの三角形の外接円の直径は互いに等しい。

そこで図のように、2つの三角形を重ね同一円に内接させる(図は $\angle ABD \ne \angle ACE$ としたもの)。
なお、$\triangle ACE$ の頂点 $A$ は $A'$ とした。

&ref(./解答図1.png,200x200);

こうすると、$\angle ABD = \angle A'CE$、すなわち $\angle B = \angle C$ ならば $A'C = AB$ であるのは明らかである。

(※ 最後の省略した部分をきちんとしたいなら、もう一度正弦定理を使っても良いし、三角形の合同条件を使って示してもよい)

#hr
図形の問題では、''補助線''を引いて考える、は鉄板の策です。
直線を加えて、あーでもない、こーでもない、と考えるわけです。
もちろん、どのような直線を引くかはあなた次第ですが。
その他に、別の図形を加えてみるのも有効な手です。
特に三角形には円と組み合わせる、というもう一つの鉄板策があります。
学校の授業でも''円と三角形の関係''を学んだことでしょう。
重宝する道具たちです。

[PS.]この解答は、正弦定理を使っているから高校生レベルですかね。
中学生レベルにしたらどうするのだろう?