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解答例
楕円
まずはよくある答えを書いておく。
点 $A$、$B$ にピンを差す。 それらを両端になるよう、一定の長さのひもを結び渡す。 ひもに鉛筆を引っ掛けてひもをピンと張らせつつ鉛筆を走らせると楕円が描ける。
他には、
$AP + BP$ を半径、点 $A$ を中心とする円を描く。 周上に任意の点 $C$ をとろう。 線分 $BC$ の垂直2等分線と直線 $AC$ の交点を $P$ とすればよい。 $C$ を一周させたときの $P$ の軌跡が楕円になる。 この垂直2等分線は $P$ での接線である。
ちなみに$A$、$B$を焦点とよび、線分 $AP$、$BP$ を焦点線とよぶ。 焦点線は2つとも接線と同じ角度をなす。